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発達障がい児童の成長をサポートするGTSのスポーツ運動施設「LUMO」江上校/芝浦校にて、運動療育の公費プログラムを2月1日より提供開始。

プレスリリース

株式会社Gotoschool(以下GTS)は、乳児が生まれながらにもっている「原始反射」に着目した独自の運動療育プログラムを開発。この度、自費で行う運動療育プログラムの提供のみだった「LUMO」の江上校/芝浦校にて、公費プログラムの提供も開始しました。発達障がい児童に対し、運動による刺激で原始反射の統合を促し、集団行動への適応や自発的なチャレンジを可能にする様々なトレーニングを提供していきます。

<原始反射とは?>
0歳〜2歳児に見られる、人間が生まれながらにもっている反射のことを指します。
例えば、乳児が自然と乳房に辿り着ける口唇探索(乳探し)反射や、新生児が手のひらに触れたものをギュッと握り返す把握反射などはこの原始反射の一種です。
本来、原始反射は成長とともに統合(消失)していきますが、青年・成人期まで原始反射が残存していることが原因で発育発達が大きく遅滞し、生活や学習、コミュニケーションに影響が出ると考えられています。

■発達障がい児童に対する「療育」を取り巻く環境

ADHD、自閉症スペクトラム、学習障害など、近年発達障がいに対する理解・認知が広がってきており、発達障がい児童向け施設も増加傾向にあります。しかしその多くは単なる預かりサービスという枠に留まっており、正確なエビデンスやメソッドを基にした療育指導を実践できている施設は多くありません。

障がい者総合福祉推進事業提供の障害児通所支援事業書における個別活動の実施状況のグラフ。遊びと食事。おやつの時間が多くを占める事業所が多い。
個別支援の割合が50%未満の事業所では自由遊び/食事・おやつという名の放置の時間がトータル30%〜40%もあり、日常的に専門的訓練がなされていない現状を国も問題視しています。(厚生労働省「障害児通所支援の在り方に関する検討会報告書 」より)

 GTSは長年、母体となるトレーニングジム「Conditioning LABO animom」を通じ、大人から子どもまで多くの運動指導を行ってきました。私たちが現場で培った実践的観点と、公式アドバイザーである本間龍介医師の専門的観点(本間医師は原始反射や副腎疲労といった観点から発達障がい児童の診察や栄養指導などを行っています)から導き出した、原始反射を統合させる運動療育プログラムやビジョントレーニング、さらには栄養指導や身体刺激を加えることで、子どもたちが最高の結果を生み出せるメソッドを確立できると考えています。

■LUMOが提供する運動療育

発達障がい児童の学習活動では、意外なことがバリアとなる場合があります。例えば、板書が取れない子どもは集中力が低いのではなく、ノートと黒板を交互に見るための首の運動ができないというのです。これは、原始反射の影響と言えます。首の運動に関連する原始反射はいくつも存在しており、知能のレベルではなく運動のレベルで学習活動を阻害しているのです。LD(学習障害)などと診断されつつもタブレット端末は上手に使いこなすことがあるのはこのためです。スポーツの場面では、緊張から試合で本来の実力が出せない子は多いでしょう。しかし、これも練習不足などではなく「過度な緊張状態を原始反射が引き起こしている」と言い換えることができるのです。
GTSでは大きく分けて、公費で利用できる「グループ運動療育」、自費で利用できる「パーソナル(セミパーソナル)運動療育」の2つのプログラムから、この問題にアプローチしています。

1.グループ運動療育

教室では、GTSが掲げる発育発達のFive Elements「Reflexes(反射)・Control(コントロール)・Challenge(挑戦)・Positioning(ポジショニング)・Inspire(刺激)」を高めるべく、回る・走る・跳ぶ・投げる・支える・視るという運動の基本的能力に様々なアプローチを行っています。
脳への刺激を目的とした各種プログラムでは、「過緊張、注意散漫、多動、癇癪」などの学習活動の促進に関連する要素「脳からの指令がスムーズに動作へつながる→スポーツがうまくなる→運動が楽しくなる」等、子どもたちのこれからのスキルアップに必要な予備要素を全て養います。また、目の「追従・跳躍・立体視」を高めるヴィジョントレーニングでは、スポーツに直接的に生かされるトレーニングを行います。クラスは未就学児を対象とした「児童発達支援」と、小学生〜高校生までを対象とした「放課後等デイサービス」に分かれており、年齢や症状に合わせたきめ細やかな指導を行っています。いずれも45分間のプログラムです。

LUMOで運動に取り組む子どもたちの様子
手足の動作が複雑なスキップ、足裏から小脳を刺激する平均台のほかマット運動やボールを使った運動など、様々なプログラムの中に脳の前頭葉や小脳を効果的に刺激を促す動きを取り入れています。

2.パーソナル(セミパーソナル)運動療育

一対一で行うパーソナル療育、8名以下の少人数で行うセミパーソナル運動療育ともに、「長所を圧倒的に伸ばしていくこと」を目的としています。グループ運動療育では他者との関わりを重視しますが、パーソナル運動療育では個にフォーカスした視点から療育を行います。
それぞれの子どもが興味を持つこと、大好きな動きや遊びを通じて指導を行っており、「座っていられる時間が5分だったのが1時間になった」「ことばの遅れがあったが突然、話をするようになった」など大きな変化が見られる場合が多いです。
また、運動の伸び悩みの原因に脳の発達が関係していることが多いことから、ジュニアアスリートを含む、いわゆる定型的に発育発達がなされている子どもにも対応しています。パーソナル運動療育は60分プログラムとなっています。

LUMOで運動に取り組む子どもたちの様子
障がいのレベルがそれぞれ違うので、好きな遊びや興味を持つものなどを上手く取り入れ、個々にあったペースで進めていきます。

■今後の事業展開

社名のGotoschoolには、「どんな個人にも適した教育、または居場所を提供できる社会環境を」という想いが込められています。現在開校している教室は兵庫県に3校、東京都に1校ですが、今期中に5校目のオープンを予定しており、社会適応に苦しむ子どもたちの環境づくりにスピード感を持って取り組んでいます。

また、直接指導できる運動教室とは別に、教育機関へのコンテンツ提供を目指したプログラムのパッケージ化やSaaS化にも取り組んでいます。アプリやWeb上のプラットフォームを用意することで、日本中世界中どこにいても私たちのプログラムを体験することが可能になります。「多様性が認められ、パーソナリティーが共生できる社会を実現し、各人が個性を遺憾無く発揮できる環境をつくりあげる」というミッションに向き合い、今後も新しい事業展開を続けてまいります。

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公式サイト:https://www.lumo-by-animom.jp
会社名: 株式会社Gotoschool
住所: 兵庫県芦屋市
電話番号: 0797-97-1267

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